Q:
作った石鹸は何日くらいで触れるようになりますか?
油と苛性ソーダ水溶液を混ぜて作る石鹸は、「鹸化反応」という化学反応を利用しています。
ここではたいてい「コールドプロセス」と呼ばれる作り方をしたものを「手作り石けん」と呼んでおりますので、
その石けんについてお話しますね。
この鹸化反応は非常にゆっくりとした反応です。
理由の大きな一つは本来なら油と混ざりにくい苛性ソーダ水溶液を油と反応させるためなのですが、
油と混ぜた時から始まりまして、ゆっくりゆっくりと進んで行きます。
全ての苛性ソーダが油と反応し終わり「石けん」が出来あがった、とされる目安は大体一か月、とされています。
レシピにもよりますが、目安として一か月は待って下さい。
それまでは、あまり素手で触ったりはしないで下さいね。また、触るようなことがあったらすぐに手を洗って下さい。
また、「ホットプロセス」と呼ばれる熱を加えて攪拌し、石けんを作るやり方では鹸化反応を熱によって
進めておりますので、もっと早く(2〜3日以内)に出来上がります。
Q:
レイヤー石けんはどうやって作るのですか?
レイヤーとは「色違いの石けんを重ねた模様」の石けんです。いろいろな模様が出来ますよ(^^)
基本的なものは2色の色違いの石けんです。
1.最初の石けんタネを仕込んで型に入れておく。
2.表面が固まった頃(条件によって幅がありますが、1〜12時間くらいで固まります。)、次の石けんタネを流し込む。
作り方はこれだけです。
茶色と緑の2段レイヤー。
注意点としては、最初に仕込んだ石けんの表面にソーダ灰がついてしまうと、次の石けんタネがうまく
くっつかず分離してしまうことがありますので、ソーダ灰を防ぐために型を空気から遮断しておくこと、
(ポリエチレン製の下敷きなどでフタをしておけ良いかと思います。)あまり早くに流し込んでしまうと、
表面が固まりきっておらず、混ざり込んでしまうこと、などがあります。
けっこう時間をおいても大丈夫かと思います。(私は24時間以上置くこともあります^^ゞ)
何度か仕込んでいけばコツがつかめてくると思いますよ(^^)
2段がうまく出来るようになったら、同じようにして3段、4段、5段、と重ねて行くことも出来ます。(が、めんどくさいです^^:)
黒と黄色の5段レイヤー。
また、固まりきっていないうちに流し込んで、ゆるゆるとした味のあるレイヤーにすることも出来ます。
黄色と緑を固まらないうちに流し込んだゆるゆるレイヤー。
もう一つ別の作り方として、最初に板状の石けんを作っておき、それを型に立てて、周りに石けんタネを流し込む、
というやり方もあります。
白い板石けんを型の真ん中に立て、周りに紫の石けんを流し込んだレイヤー。
バリエーションはあれこれありますので、楽しみながら作って下さいね(^^)
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