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ソーパーさんにはお馴染みの苛性ソーダ。「危険、注意!!」と呼びかけられて います。
では、具体的に何が危険で、どんなものなのか?
とりあえず、ざっとそのプロフィール的なものをご紹介します。

1.苛性ソーダ 

これは別名です。ここでは皆さんがお馴染みの苛性ソーダという言い方をしております が、本名は「水酸化ナトリウム」。
化学式はNaOHです。(←これで中身がわかります。Na+(ナトリウムイオン)とOH−(水酸化イオン)が結合したものです。)

イオンって何だったっけ?はまた別のお話(^^;)としまして、ここで注目するのは OH−です。
これが加水分解されて水溶液中に出て参りますと、アルカリを示します。
(アルコール等にありますOHはこれとは別の扱いとなり、−イオンとしては遊離しません。)

アルカリには(酸にも)強と弱があります。これは水に入れたときにどれだけの分子が
解離してOH−イオンを作り出すか、という量で決まります。(酸の場合はH+イオンです。)
苛性ソーダは100%分離してOH−イオンを作り出しますので強アルカリ、
例えばアンモ ニアなどは一部分しか解離しないので、弱アルカリ、という分類となります。

 さて、水に入れると100%解離してしまう、とはどういうことか?
非常に簡単に結びつきが壊れる、ということです。要するに、他のいろんな物質に対して、「反応しやすい」のです。
(石鹸には使いませんが、アルミなどを入れると、溶けまして水素ガスが発生します。
水素ガスは、非常に引火性が強く、簡単に爆発します。量によっては、「テロか?」と
いうくらいの爆発も起こせます。)←絶対にやらないで下さい!!たとえ少量でも!!

「肌にいいから」とあれこれ苛性ソーダ水溶液に混ぜていませんか?
どんな物質か確かめていますか?とんでもないことが起こりかねません。
私は苛性ソーダ水溶液にあれこれ混ぜるのは反対です。

入れるなら、後から、油と混ぜ、ある程度のトレースが出てからでも遅くはないと思います。

2.では、この苛性ソーダが「何をするか?」ということを考えてみます。

まず、非常に強い「鹸化作用」があります。
(特に油脂をグリセリンと高級脂肪酸塩(石鹸)に分解すること。加水分解反応の一つ。)
だから石鹸や洗剤を作る時に使うのです。
(あ、高級脂肪酸塩の塩とは「えん」と読みます。いわゆる「しお」Naclのことではありません。 )

それから「潮解性」と言われる性質、放っておくと空気中の水分をどんどん吸ってしまう、という厄介な性質があります。
ですから、苛性ソーダを扱うときには「手早くすること。」と言われているのです。

そして「危険だ、危険だ」と言われる理由が、強アルカリの特徴、加水分解によって、
たんぱく質の結合を分解してしまう、ということです。
人の体はたんぱく質の結合 (ペプチド結合)で出来ています。
よって、皮膚に付着しますと、結果として「皮膚が溶ける」のです。放っておくと、どんどん深部まで到達して行きます。
(恐らくは痛くて放ってはおけないでしょうが・・・・。)
      
これが一般に言われる「苛性ソーダの火傷」です。
ですから、「火傷に効くハーブ」 など塗ってもダメですよ。
ハーブはたんぱく質の分解を止めたり、再結合をその場で促したりはしてくれません。
水や油の火傷とは過程が違うのです。

火傷をした場合、まず充分の流水で洗い流し、その後、皮膚科へ駆け込んで、
「苛性ソーダで火傷しました。」と原因をはっきりと言って、手当てを受けて下さい。

その後、損傷した部分に「ハーブ」を使うのは、特に問題は無いと思いますが、
ハーブも日本語にすれば「薬草」ですから、使う場合はお医者さんと相談されるのが ベストです。
ただ、くれぐれも最初から「火傷にはハーブ」と思い込まないで下さいね。