マンゴーバター ウルシ科
泡立ちと、泡持ちの良さ、そして硬さも得られます。
一般に紫外線防止効果があるとされ、また保湿、さらに肌の修復効果もあると言われております。
バターではありますが、夏にもちょっと使いたい嬉しいバターですよね。
シアバターと同じように使える、とも言われていますが、パルミチン酸とステアリン酸をやや多く含んでいるため、
しアバターよりも若干硬めの石けんに仕上がりますし、また使い心地も少々違います。(個人的見解ですが。)
また、このため酸化に対しても安定しています。
私としては、シアバターもしっとりとして嬉しいのですが、マンゴーバターはそれよりも少々しっとり感があり、さらに
とろけるような、キメの細かいクリーミーな泡がふくふくと立ってくれるような気がしておりますが・・・。
石けんにする際には、8〜20%くらいの配合が良いでしょう。(これも個人的見解ですが。)
特に上限などはありませんが、バターは高いですからね(^^;)
あまり多く配合しても原材料費もかかりますし、多く配合すればよい、というものでもなく、
バターの場合はかえって重くなって使い心地の悪い石けんになってしまいがちですから・・・・・・。
石けんにしても嬉しいバターですが、やはり洗い流してしまいますので、紫外線防止効果の方はあやしく
なって来るかな・・・と。
ですから、夏にはこのバターで乳液も作ります。(毎日日焼け止めを塗るのも大変ですから^^;)
植物ですから、その年々の出来具合、またロットや精製の仕方によって脂肪酸の組成や鹸化価も若干違って
まいりますが、目安としての数字を出しておきます。
オレイン酸 およそ40%強 ステアリン酸 およそ40% パルミチン酸 およそ8%前後
リノール酸 およそ6%前後 エイコサン酸 およそ2%前後
鹸化価 およそ187.5
また、アフリカンマンゴーバターというバターもありますが、これはアフリカマンゴノキという木から採れた実
を抽出したもので、科はニガキ科に属するもので、マンゴーバターとは全くの別物です。
ただ、こちらも良い油です(^^)